お酢で体が柔らかくなるは真っ赤な嘘?!

体が柔らかくならないかな、と思うことはありませんか?

そうしたら、あんなスポーツやこんなスポーツができたのに。それでなくとも、健康のためには柔らかいほうがいいんじゃないかな?などなど。




とくに理由はなくとも、硬いよりは柔らかいほうがいいように思いますよね。

クラスに、一人くらいはいませんでしたか?両足を180度以上開いて、その体勢のまま体を前に倒せる人。

ときには、立ったまま片足を顔の横までピンと伸ばしたY字バランスができる、なんてつわものまでいたりして。

この人、なんて体が柔らかいんだろう!と散々驚いた後で、ふと自分もそんな体勢を取れるようになってみたいと思った人は多いはず。

体を柔らかくする一番の秘訣は、毎日の柔軟体操やストレッチ

スポーツ競技やジムなどと違い、柔軟やストレッチには、お金がかかりません。会費をかけて通ったり、道具を買う必要もなく、いつどこでだってできるのが魅力です。

例えばテレビを見ながらなど「ながら」でも、きちんと効果を出せます。

とはいえ、そうはいってもなかなか続けられないのが人間です。逆に、いつでもできるのなら後でもいいよね、と三日坊主になってしまう人もけっこう多いのではないでしょうか。

そんな人に朗報が舞いこんできました!

柔軟やストレッチを毎日続けなくても、体を柔らかくする方法があるというのです。しかも、とっても簡単でローコスト。

なんと、お酢を飲み続けることで、なにもせずとも体が柔らかくなるというではありませんか!?

この説、とても有名なので、昔からよく聞きますよね。

でもこれ、本当のことなのでしょうか?

説だけはよく耳にするけど、実践して結果がどうなったという話は聞きません。

もし本当にお酢を飲むだけで体が柔らかくなるのであれば、これほど嬉しいことはありません。

ヨガ上級者がやっているような、あんなポーズやこんなポーズだって簡単に取れちゃいます。

本当にお酢は体を柔らかくするの?

それでは、お酢を飲み続けるだけで、人間の体は柔らかくなるのでしょうか。

また、体の柔軟性は、お酢を飲むことで、どれだけ影響を受けるのでしょう。

お酢には、レモンや梅干などと同じように、クエン酸という酸味の成分がたくさん入っています。このクエン酸が、お酢特有のすっぱさの元になります。

クエン酸には、様々な効果があります。一番有名なのは、疲労回復効果ではないでしょうか。

他には、お酢はたんぱく質を分解する効果があります。それによりお肉を柔らかくするのです。

料理をする人なら知っているでしょうが、下ごしらえのとき、切ったお肉をしばらくお酢につけておくと、柔らかくなり、おいしく食すことができます。

また、生卵をお酢に漬け込んでおくと、柔らかくなります。

さらには、魚の骨などをお酢につけてある程度時間をおくと、骨はボロボロに溶けます。

日常生活でこのような現象を目にした人が、ならば人間もお酢を飲んだら体が柔らかくなるのではないかと考え、それが広まったことで、この説は有名になったようです。

こうした事例をみると、たしかにお酢の力は人の体にも効きそうですよね。

ところが、残念ながら生身の人間では、お酢を飲んだだけで体が柔らかくなるということはないそうです

近年、健康ブームの波に乗って、お酢を定期的に摂取している人が増えています。ところが、それで体が柔らかくなったという話を耳にしたことはありません。

極端な話ですが、もし本当にお酢だけで体が柔らかくなるのならば、いまごろ全員がお酢を飲んで、体が固い人はこの世に存在しなくなっているのではないでしょうか。

そのことからもわかる通り、お酢を飲み続けても、体の柔軟性にはなんの影響も与えません。

とはいえ、お酢を飲むことがまったく無意味というわけではありません。いまでも多くのスポーツ選手が、練習や試合の間に、お酢に含まれているクエン酸を水と一緒に飲んでいます。

お酢と同じように、クエン酸を摂取すると、疲労回復に効果があります。もちろんその効果を期待して飲んでいる人もいますが、クエン酸の力はどうやらそれだけではないとわかってきました。

運動を長時間続けると、どうしても人間は血液の循環が悪くなってしまいます。ところがその緩和に、クエン酸が有効だということが実証されたのです。

スポーツをしている人にとって、これはかなりの朗報ですよね。

残念ならが、お酢で体が柔らかくなることはありません。しかし、お酢には体をスムーズに動かすのに役立つ成分がたくさん含まれています。

スポーツだけではなく、健康維持にもお酢は大切ですね。




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