世界のお酢展覧会

ここでは、世界全体から見た酢について紹介させていただきます。

とは言うものの、基本的な酢の作り方は、どこでもあんまり変わりません。

酢の材料はお酒です。

お酒に酢酸菌…アルコールを酢にする菌を混ぜて、発酵させて作るのです。

そしてそのお酒は、穀物や果実などを材料に、酵母で醸造させて作ります。酢を作るには、二回の発酵が必要ということです。

では、どこで世界の酢の違いができるのか。その答えは大きく分けて、材料と熟成期間、そして菌の使い方にあります。

まずは材料です。

酢の材料…突き詰めればお酒の材料になるものは沢山あります。

米や麦などの穀物、ブドウやリンゴなどの果物、イモ類などが該当しますね。

どの材料で酢やお酒を作るかは、その地域ごとの特徴が現れると言っていいでしょう。日本ではもちろん、米で作った米酢が多く出回っています。

酢の熟成期間によって、酢の種類が変わることもあります。

普通は数ヶ月~1年ほどの熟成で出来上がりますが5年もの間熟成させるものもあり、長いものとなると完成まで20年以上かかったりもします。

熟成の度合いで、酢の味わいもかなり違ってくるようです。

そして菌の使い方です。現代はお酒や酢を作るための酵母菌や酢酸菌をそのまま使うことも多いようですが、昔は植物などに存在する自然にある酵母を使って発酵をさせていたようです。

今でもこのような、伝統的な作り方をしている所もあります。

世界の代表的な酢

このような違いにより、場所ごとに全く別の酢が作られています。

そして酢の味が違えば、使い方も変わってきます。以降では、世界の代表的な酢を紹介してみようと思います。

米酢

先程書いたように、日本で多く出回っている酢です。

皆さんが知っている酢は、大体これだと言っていいでしょう。代表的な調理法としては、酢の物や寿司などが挙げられます。

ワインビネガー

フランスでよく作られる酢です。ビネガーとは酢のこと。

つまりワイン…ブドウから作られた酢を指します。主にドレッシングや、マリネ…肉や野菜の酢漬けによく使われます。

モルトビネガー

麦から作られた酢です。要はビールを熟成させたものですね。

ドイツなどでよく出回っていて、ピクルスを漬け込むのにも用いられる酢です。

また、これまで紹介してきた酢と比べて、かなり異色な酢も存在します。

合成酢と言って、お酒を熟成させて酢を作るのではなく、酢の主成分である酢酸を水で溶かし調味料で味を調整させて作る、とても科学的に作った酢です。

日本では、沖縄でのみ使われているそうです。

世界ではこのように、多種多様な酢が存在します。

ここで紹介したのも、ごく一部の話です。

興味を持たれた方は、酢についてもう少し調べてみるのもいかがでしょうか? 酢の世界は広いです。まだまだ新しい発見がたくさんあることでしょう。

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