お酢の世界史

酢は調味料の代表格と呼ばれるくらいとても有名です。

それでは酢はいつ頃から人々に親しまれるようになったのか興味がある方もいるかと思いますので、ここでは酢の誕生と沿革を辿っていきたいと思います。

日本で酢が誕生したのは400年頃と言われていますが、世界では遡ることはるか昔の紀元前5000年頃に酢が誕生しているのです。

酢の世界史

まずは、酢の世界史から紹介していきましょう。

酢が誕生した場所は、バビロニアと呼ばれる現在の国でいうイラクに位置する地域です。
バビロニアといえばメソポタミア文明が栄えたことでも知られています。

メソポタミア文明というとはるか昔を想像しますが、お酢の誕生はメソポタミア文明が栄えていた頃より、さらに約1500年前ですから歴史深さというものを感じます。

また旧約聖書で知られるモーセ五書の一つ、民数記のひたむきな心を説くメッセージの中に、ぶどう酒の酢や強い酒の酢を飲んではならないという言葉が記されています。

モーセは紀元前13世紀に、古代イスラエルの民族指導者として活躍していたといわれていますから、この頃には既に酢が存在していることも窺えます。

そして、時が経ち紀元前400年前後、古代ギリシアの医者であり、現在では医学の父としても名高いヒポクラテスが酢を病気の治療に利用していたといわれています。

酢の殺菌効果に着目したヒポクラテスは主に呼吸器疾患や皮膚病などに酢を用い、アフターケアとしては免疫力を高める効果があるとされる酢卵を利用していました。

酢卵は現在の健康ブームにのっとり非常に人々からの人気を得ていますが、この頃から既に伝わっていたことが分かります。

ヒポクラテスによって酢が病気の治療に用いられていた頃、中国では春秋戦国時代真っ只中だったのですが、この頃、既に中国では酢が伝わってきていたといわれており、酢を造る専門の役人もいたようです。

中性の新しい発見

また、中世に入ると調味料としての新しい発見も出てきます。

ヨーロッパの北イタリアにおいてバルサミコが開発されました。

バルサミコは果実酢の一種であり料理の味を一層引き立てる隠し味の要素を含んでいるのです。
当時は、野菜に醤油や塩と共にバルサミコを用いて、現在のサラダの原形ともいえる方法で食されていたのです。

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