お酢は酸っぱいワイン!?

英語やフランス語のお酢

英語では酢のことを「vinegar」(ビネガー)」と呼びますが、これはフランス語が語源になっています。

フランス語では酢を「vinaigre」と呼び、「vin」はワイン、「aigre」は酸っぱいという意味があります。つまりビネガーとは「酸っぱいワイン」
という意味なのです。

その名の通り、酢とはワインから作られるものなのです。

ワインに酢酸菌を投入して熟成させたものが、ワインビネガー、ブドウ酢と呼ばれます。

フランスではこのブドウ酢が代表的な酢なので「酸っぱいワイン」イコール「酢」という風に名付けられたのでしょう。

酢酸菌はアルコールを分解して酢酸を作る菌なので、ワインビネガーはワインのアルコールを取り除いてその分だけ酢酸の酸味を追加したもの。

酸っぱいワインとは、正に的を射た表現と言えます。

 

日本語や中国語のお酢

日本語の「酢」や、中国語で酢を指す「醋」も似たようなものです。

どちらも漢字の「酒」の一部が使われていますね。これらは恐らく、酢が酒から作られることに由来してできた漢字であると推測されます。

酢は、酒が変化したものを偶然発見されたことが始まりで作られるようになったと言われています。

それから時代を重ね、酢は酒と共に研究されて今日に至るわけです。

酢の歴史は酒の歴史、と言っても過言ではないでしょう。

 

ドイツ語のお酢

また、ドイツ語で酢を指す「essig」や、イタリア語で酢を指す「aceto」の語源は、どちらもラテン語で「酸っぱい」という意味の「acetum」という単語です。

ドイツ語はゲルマン語派、イタリア語はロマンス諸語というカテゴリに分かれますが、どちらもラテン語の影響を強く受け継いでいます。

それらが分かれたのが、大体西暦が始まる数世紀前後となるので、カテゴリが違うドイツ語とイタリア語の「酢」の語源が同じことから考えると酢は二千年以上も前からこの世界に存在し、親しまれてきたのでしょう。

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